多くの生徒を指導してきました。やはり中には、受験で失敗してしまったり、途中で挫折していまう生徒もいます。そんな生徒たちをただただ見送ることしかできないことが歯がゆいばかりでした。なんとか道を指し示すことはできないか―――
そこで出会ったのが、ウィッツでした。

東京キャンパスの前身は 「学力会」 という学習塾です。学力会は夕方の時間帯には中学生向けの高校受験の個別指導を中心として開講する、普通のどこにでもある学習塾です。しかしその昼間の顔は、高校を中退してしまい違った高校へ再受験を希望する方や、不登校になってしまい自力での進学が難しくなってしまった方などに向け学びの場を提供する再受験予備校・サポート校だったのです。
「学力会昼間クラス」 と呼ばれていたその予備校の実績において、私どもは20年間にも及ぶ長い間にたくさんの生徒さんの信頼を得ることが出来ました。その実績に裏付けられた再受験のノウハウは、確かなものです。
そして最近私どもは、ニートやフリーターといった国家レベルの問題も真摯に受け止めなくてはならない課題としてとりあげるようになりました。一塾として何か出来ることはないだろうか、一教育者として日本の将来を見据えた対策をとるべきではないのだろうか。
しかし近年、少子化の波と様々なタイプの定時制高校・チャレンジスクールの開校により、昼間クラスの需要もだんだんと減少してきていました。学力会塾長の杉浦も頭を悩ませていたのです。
ちょうどその頃、三重県伊賀市では同じように頭を悩ませているある人物がいました。広域通信制高校のウィッツ青山学園高等学校長畑康裕氏です。
こちらの悩みはこうです。
『意育』 という新たな教育方針を軸にさらなる教えの場を開設したいという強い気持ちがあるというのに、関西方面の分校の手配しか進んでいなかったからです。
広域通信制を名乗るならやはり東京に分校がほしい。そして、それを足がかりに 『意育』 の考えを全国に広めたい。そうすれば、ニートやフリーターといった社会問題も是正することに繋がるはずなのに、と。
ここに二人の校長と塾長の考えがみごとに合致したのです。
お互いに、教育者として年々増加するニート・フリーター問題を意識し、これからの日本を支えていく若者に対して確固たる意志と将来への希望を持ってもらいたい。かたや20年間再受験予備校を経営し、かたや新しい教育理念を持って新しい教えの場を築こうとしている。二人がタッグを組めば教育の現場に新風を巻き起こすような改革になるのではないか。
そして二人はとある出版会社の社長を介して出会うこととなりました。教育に対して同じ考えを持った二人は出会うべくして出会ったのです。
